壁打ちで書きかけ、プロット、書きたいことetc.
いろんなところで呟いてたカケラをあつめたチラ裏めもを自分用にぶち込みました
自分用だからネタバレ考慮してないしとっ散らかってるし没ネタもある
独り言は独立して鍵つけて封じ込めました📦
- 犬も歩けば恋に落ちる
その日、わたしは要圭の世界から消えたーー。
智将・要圭の彼女が恥将・要圭と再び恋に落ちる話
「び、っくりした。……要くんが、まんま圭と同じことを言うから、一瞬記憶が戻ったのかと勘違いしちゃった。そんなわけないのにね」
「確かにわたしは圭と付き合ってたけど、圭の頭の中はいつだって野球のことでいっぱいだったよ。わたしも、そんな圭だから好きになったんだ。……記憶を喪っても、要くんはやっぱり要圭なんだって、今日一日で何度も思い知らされたや。君はやっぱり、わたしが好きな要圭そのものだね」記憶を失くした要圭の元から静かに去ろうとしたが、恥将に一目惚れされて猛アタックされるうちに
変わらないところを見つけてしまって
更に変わったところも嫌いになれないし
なんなら恥将部分に昔の要圭の面影を見つけちゃって
モダモダしながらも再び恋人同士に戻る話 お前はあいつに似て派手顔だから最低限の化粧にしろ。
派手な服は着るな。清楚でいろ。早くに母を亡くし、男手一つでわたしを育ててくれた父親は酷く口うるさい人だった。
母の記憶などないに等しいというのに、皮肉にも成長する毎にわたしの見た目はどんどん母に似ていくらしく
父親はいつも苦々しい顔をしてわたしを見つめていたのを思い出す。派手な見た目から遊んでいると勘違いされ、尻軽だと噂を流され、軽くあしらえば馬鹿にされたと逆上し、わたしの根も歯もない噂を撒き散らす害悪共。
歳を重ねる度に男嫌いになるわたしを、辛抱強く支えてくれたあの人もいつの間にやらわたしに飽きてしまったらしかった。
それならそうと、ハッキリ言ってくれたら良いのに。良い顔しないで、振ってくれたら良かったのに。
何も気付かずにはしゃいでいた自分が馬鹿みたいで、自分の間抜けさに笑いが止まらなかった。
ああ、なんておかしいんだろう。恋愛は、なんでこんなに、苦しいことばっかりなんだろう。
こんなのちっとも楽しくなんてない。清楚な女であれと、可愛らしくあれと。従順であれと。
ああ、もう全てアホらしい。自分が息をしやすい自分でいるのが、正解なのに。
わたしはなんて大間抜けなのだろう。こんなに回り道をして、苦しんで、もがいて足掻いてアホみたい。あの人に好かれるわたしで在る必要なんて、ないんだ。
派手顔主人公が地味メイクして目立たないでいたら
ある日告白されて男嫌いだから軽くあしらってたけど、全然めげないで毎日好きって伝えてくれるから
なんだか自分もその気になってきて付き合ってみたけど
少ししてだんだん彼の様子が素っ気なくなっていく
気のせいと自分を誤魔化してたけど、彼が別の女とホテルに行く写真を見て、アホらしくなって全部捨てて
開き直って派手顔がなんじゃい、強強女になってやんよって好き放題してたらフッた男が寄りを戻したいって泣いて縋り付いてくる話それはブレイブアサギ号で黒いレックウザを探す冒険の途中のこと
ある日フリードの元に一通の手紙が届く
送り主の名前は企業の研究員として勤めていた時の同僚からだった
どうして今更? どうして俺に? そんな2つの疑問を抱きながらも手紙を読むフリード
リコは、手紙を読むフリードの様子が、いつもの飄々としたそれと違うことに気が付いた
手紙を指でなぞるその背中がどこか寂しげに見えて、声を掛けて良いのか放っておくべきか考えあぐね、じっとその場に立ち尽くす
「……よぉ、リコ。どうしたよ」
そんなリコの気配にフリードが気付かない筈もなく、こちらに振り返るフリードの声も笑顔もいつもと寸分違わぬ明るいものだった
あれ? 様子がおかしいって思ったのは、私の気のせいかも。なんでもないなら良かった
「え、いや……なんでもないの! それよりえーと、フリードこそ、その手に持ってるのは……手紙?」
「ん? ああ、これか。これは俺の……いや、なんでもねえ。ただの……昔の同僚からの手紙だよ」
世間話のつもりで振った話題は、どうやら余り触れて良いものではなかったらしい
なんでもない。そんなふうに誤魔化そうとしたってそんな顔したら全然繕えてないよーー拝啓 フリード君へ
久しぶり 元気にしてる?
実はわたし 今度結婚するんだ結婚式にフリード君を招待したくて
ルッカさんに連絡したら
いまは飛行船で旅してる最中って聞いて
相変わらずフリード君らしくて笑っちゃった久しぶりに顔も見たいし船も見たいから
機会があれば今度、ヤマブキシティにあるわたしの家に遊びに来て
楽しみにしてる冒険は結構だけど、身体にだけはどうか気をつけてね 敬具